CLAUDE.mdの書き方完全ガイド — Claude Codeのプロジェクト設定で開発効率を最大化
ひとことで言うと
Claude CodeのCLAUDE.mdファイルの書き方を完全解説。基本構成から実践テンプレート、3層構成によるチーム運用、よくあるミスとその対策まで。SalesNowの20プロジェクト以上での運用実績に基づく。
CLAUDE.mdとは — Claude Codeの記憶を永続化するファイル
CLAUDE.mdは、Claude Codeがセッション開始時に自動で読み込むMarkdownファイルです。プロジェクトのコーディング規約、技術スタック、禁止パターン、ビルド手順などを記述することで、セッションが変わってもAIが一貫したルールに従うようになります。
通常のAIチャットでは、セッションごとにプロジェクトのルールを伝え直す必要があります。CLAUDE.mdを使えば、その手間が完全に不要になります。一度書けば、チームの全メンバーが同じルールでClaude Codeを使えます。
CLAUDE.mdがないClaude Codeは、プロジェクトの文脈を知らない新人エンジニアのようなものです。コードは書けるが、チームの規約を知らないため一貫性のないコードが生成されます。CLAUDE.mdはAIに「チームの暗黙知」を教えるドキュメントです。
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基本構成 — 書くべき7つの項目
CLAUDE.mdに記述すべき項目は7つです。
①技術スタック: 使用するフレームワーク、言語、ライブラリを明記。「Next.js 16 + React 19 + TypeScript + Tailwind CSS 4 + shadcn/ui」のように具体的に。
②コーディング規約: `any`型禁止、1関数50行以下、命名規則(camelCase/PascalCase)など。既存コードベースのパターンを踏襲する旨も書きます。
③ディレクトリ構成: `src/components/` はUIコンポーネント、`src/lib/` はユーティリティなど、主要ディレクトリの役割を説明。
④ビルド・テストコマンド: `pnpm build`, `pnpm test`, `pnpm lint` など、品質確認に使うコマンド。
⑤禁止パターン: 自前認証の実装禁止(Clerk/Supabase Authを使う)、インラインスタイル禁止など、やってはいけないことを明示。
⑥外部サービス連携: Stripe、Sentry、PostHogなどの設定方針。
⑦ワークフロー: 変更前にコードを読む→実装→ビルド確認、のような作業フローを定義。
実践テンプレート — コピペで使えるCLAUDE.md
以下はSalesNowの実プロジェクトで使用しているCLAUDE.mdの骨格です。
```markdown # プロジェクト名 — Claude Code設定
## 技術スタック - Next.js 16 + React 19 + TypeScript - Tailwind CSS 4 + shadcn/ui - Supabase(DB・認証) - Vercel(ホスティング)
## コード品質 - TypeScript: any型はMUST NOT。unknown + 型ガードを使う - 1関数50行以下 - 既存パターンを踏襲。新しいパターンを勝手に導入しない
## ワークフロー - 変更前に既存コードを読んで既存パターンに従う - 変更後はMUST `pnpm build` でビルド確認 ```
この骨格に、プロジェクト固有の情報を追加していきます。最初は短くてOK。使いながら「Claudeに守ってほしいルール」を追記していくのがベストプラクティスです。1行のCLAUDE.mdでも、ないよりはるかに良い結果が得られます。
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3層構成によるチーム運用 — グローバル・プロジェクト・サブディレクトリ
CLAUDE.mdは3つのレベルで配置でき、下層が上層を補完する形で適用されます。
①グローバル(`~/.claude/CLAUDE.md`): 全プロジェクトに適用される共通ルール。使用言語(日本語返答)、UIライブラリ(Tailwind + shadcn/ui)、禁止事項(any型禁止)など、組織全体の基準を定義します。
②プロジェクトルート(`./CLAUDE.md`): そのリポジトリ固有のルール。技術スタック、ディレクトリ構成、固有のビジネスロジック(料金計算式、診断アルゴリズムなど)を記述します。Gitリポジトリに含めてチーム全員で共有します。
③サブディレクトリ: 特定モジュールに限定したルール。`packages/api/CLAUDE.md` に「このディレクトリではExpress.jsのミドルウェアパターンに従う」のように書きます。
SalesNowでは、グローバルCLAUDE.mdに200行以上のルールを定義し、20以上のプロジェクトで共通適用しています。各プロジェクトのCLAUDE.mdには50〜100行のプロジェクト固有ルールを追記。この3層構成により、組織の統一性とプロジェクトの柔軟性を両立しています。
よくあるミスと対策 — CLAUDE.md運用の落とし穴
CLAUDE.md運用でよく見る失敗パターンと、その対策を紹介します。
ミス①: 書きすぎて読まれない: 1,000行を超えるCLAUDE.mdは、コンテキストウィンドウを圧迫し逆効果です。対策: 核心的なルールに絞り、200行以内を目安にする。詳細は別ドキュメントに分離し、必要時に参照させます。
ミス②: 曖昧な指示: 「きれいなコードを書いて」は意味がありません。対策: 「1関数50行以下」「変数名はcamelCase」のように、定量的・具体的に書きます。
ミス③: 更新されない: 技術スタックが変わってもCLAUDE.mdが古いままだと、間違ったパターンでコードが生成されます。対策: 技術選定を変更したら即座にCLAUDE.mdも更新。PRレビューの対象に含めます。
ミス④: Gitに含めない: 個人のローカルだけにCLAUDE.mdを置くと、チームメンバー間でAIの出力品質にばらつきが出ます。対策: プロジェクトルートのCLAUDE.mdは必ずGit管理し、チーム全体で共有します。
ミス⑤: MUSTとSHOULDを区別しない: すべてを「MUST」にすると優先度が分からなくなります。対策: 絶対に守るべきルールには「MUST」、推奨事項には「SHOULD」を付けて優先度を明示します。
関連データ・統計
Stack Overflow Developer Survey 2025によると、開発者の76%がAIコーディングツールを日常的に使用しており、チーム開発での設定・ルール共有が課題として挙げられている。
IPAの調査では、ソフトウェア開発プロジェクトの品質問題の約60%が「要件・設計の曖昧さ」に起因しており、AIツールへの指示の明確化が生産性向上の鍵とされている。
CLAUDE.mdは単なる設定ファイルではなく、チームの暗黙知を形式知化するドキュメントだ。プロジェクトのルールを明文化する過程自体が、チームのコーディング品質を引き上げる。
AI偏差値テストとの関連
この記事の内容は、AI偏差値テストの以下の測定次元と関連しています。
よくある質問
Q.CLAUDE.mdは何行くらいが適切ですか?
プロジェクトルートのCLAUDE.mdは50〜200行が目安です。核心的なルールに絞り、詳細は別ドキュメントに分離するのがベストプラクティスです。グローバルCLAUDE.mdは組織の規模によりますが、100〜300行程度が一般的です。
Q.CLAUDE.mdはGitリポジトリに含めるべきですか?
はい、プロジェクトルートのCLAUDE.mdは必ずGitリポジトリに含めてください。チーム全員が同じルールでClaude Codeを使えるようになります。個人の好み設定はグローバルCLAUDE.md(~/.claude/CLAUDE.md)に書きます。
Q.CLAUDE.mdを書かないとどうなりますか?
Claude Codeはプロジェクトの規約を知らずにコードを生成するため、チームの既存パターンと異なるスタイルのコードが出力されます。any型の使用、不要なライブラリの導入、命名規則の不統一などが発生しやすくなります。
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